書道は日本人なら誰もが学校で習うはず。
日本文化の代表でもあり、漢字だけでなく平仮名も書道で練習します。
そんな多くの日本人になじみ深い書道、私たち双子にとっては、もうちょっと特別な思い入れがありました。
小さい頃から隣の家に住んでいた私たちの祖父が書道の師範だったのです。
また、祖父だけでなく祖母も書道を長年やっており、祖父母そろって書道教室をやっていました。
毎週末、祖父母の家に集まってくる子供たち。
私たちも当然、毎週末、となりの祖父母の家へ習いに行っていたのです。
祖父母が先生だったため、なんとなく特別な思い入れのあった書道。
中学くらいまではかなり一生懸命やりましたが、大人になり、すっかりやめてしまっていたのです。
それが、2年前、突然の書道との再会。
100歳近くになる祖父母は書道はとっくにやめていました。
いよいよ書道の道具を処分するなり整理しようということになって、私たちが譲り受けることとなったのです。
師範だけあり、とても良い道具を使っていた祖父母は、たくさんの筆や硯、文鎮などを持っていました。
せっかく譲り受けたのだからと、また始めた書道。
子供の頃と違い、規則にとらわれず、自由に楽しむことができることを発見し、書道の奥深さを発見しました。
文字に加えて、絵も描くようになり、さらに書道の世界にのめりこむようになっていったのです。
書道の中に日本の美、日本文化を再発見しています。