ZEN展相模大野が11月17日から11月21日まで開催されました。
初出展させていただき、無事に終わりましたことをご報告させていただきます。
多くの方にご来場いただきました!
ありがとうございました!
2022年4月12日~4月17日開催の銀座大黒屋ギャラリー展にも出展させていただく予定です。
ZEN展相模大野が11月17日から11月21日まで開催されました。
初出展させていただき、無事に終わりましたことをご報告させていただきます。
多くの方にご来場いただきました!
ありがとうございました!
2022年4月12日~4月17日開催の銀座大黒屋ギャラリー展にも出展させていただく予定です。
日本の伝統的な絵画、水墨画。
水墨画は海外ではZEN Paintingと呼ばれることもあります。
墨絵は墨で描いた絵。
そして水墨画とは墨絵の一種で、黒から淡い灰色までのグラデーションが加わります。
水墨画に必要な主な材料は墨と呼ばれるもので、墨は煤、膠、香料から作られます。
硯に垂らした少しの水を墨ですることで、濃い黒い色が出来上がります。
この出来上がった黒いインクにさらに水を混ぜ、その混ぜる水の量によって黒のグラデーションを創り出すことができます。
日本では、水墨画は単に黒の絵だけでなく、墨をメインに使って少しの色を混ぜたものも水墨画と呼びます。
墨絵は奈良時代(710-794)にはすでに日本に存在しました。
そして、水墨画は鎌倉時代(1185 – 1333)に日本へ伝わり、室町時代(1336 – 1573)には禅寺と深く結びつき、人気となったそうです。
14世紀ころまでは水墨画の題材は主に、人物画や花鳥画と呼ばれるものでした。
15世紀にはいり、山水画が人気となります。
山水画の題材は、滝、岩、木、川、山などの自然です。
私自身では日本の自然や象徴を水墨画に描いています。
桜、竹、松、富士山、鶴、鯉などを主に描き、時には虎や龍なども加えます。
龍は日本では龍神と呼ばれる神であり、縁起が良いとされ、掛け軸にもよく登場するものです。
虎もその鋭い瞳で邪悪を取り払うという意味で家を守るとされ、縁起物として掛け軸の題材とされます。
このように日本の自然だけでなく、縁起物の象徴も水墨画にとりいれ、日本の美をユニークな水墨画のグラデーションで表現することができるのです。
東京で小さな京都を見つける―穴場の竹林さがし
竹林は禅と深く結びついていて、落ち着きと瞑想の空間を創り出してくれます。
竹林といえば京都や、人里離れた山奥というイメージですが、東京都心でも見つけることができます。
そんな東京都心で発見した小さな京都、“竹林”をご紹介します。
隠れた竹林のあるスポットへ小さなサイクリングの旅もお楽しみいただけます。
まず、最初にご紹介するのは、”目黒区立 雀のお宿緑地公園“。
この中へ一歩入ると、そこは背の高い竹林に囲まれた世界。
また、古民家(9:30―15:30)もあり、まるで小京都のような静かで素敵な空間です。
次にご紹介する竹林は、世田谷区にある“蘆花恒春園”。
京王線の蘆花公園駅近くに位置するこの公園へは、都心から自転車で40-50分。
開園は9:00―16:30。
中に入ると、上げるほどの背の高い竹林がそびえたち、多くの竹林がざわざわと風に揺られて音を立てているのが聞こえます。
桜の季節には桜も咲き、日本の文豪、徳富蘆花の記念館も存在します。
記念館は徳富蘆花が後年を過ごした旧邸で、中に入ることもでき、昔の人の暮らしを垣間見ることができます。
3番目の竹林は大田区の”洗足池”横にある“妙福寺”。
洗足池は東急池上線の洗足池駅すぐ横に位置します。
大きな池には巨大な錦鯉も泳ぎ、ボートハウス、神社、桜の木などがあります。
洗足池のまわりを一周するコースを歩いていると現れる妙福寺には、小さいながらも趣のある竹林が存在しています。
最後に、世田谷区にある”等々力渓谷“。
等々力渓谷は都心から自転車で30-40分の世田谷区に位置し、電車で行くなら大井町線の”等々力駅”下車してすぐ。
都心を忘れさせてくれるような渓谷は自然に囲まれています。
また、お寺や日本庭園もあり、日本庭園には小さな竹林、桜の木、書院などを楽しめます。
以上、東京の都心で発見した小さな竹林についてご紹介しました。
サイクリングを兼ねて、訪れてみてはいかがでしょうか。
竹林を題材とした私たちのアイテムも以下ご紹介させていただきます。
shopにお立ち寄りいただけますことをお待ちしております!
Etsyショップ ーEtsy.com JapanCrossBridge
BASEショップ ー JapanCrossBridge on BASE
日本の美といえる竹。
もちろん、日本だけでなく中国やアジア諸国にもありますし、日本文化の発祥は中国からきているものです。
しかし、中国から日本へやってきて、日本の古い歴史のなかで私たちの祖先は竹と深く関わってきました。
山へ行けば竹林があり、お寺や神社の周りには竹が生え、京都や鎌倉へ行けば美しい竹林はとても有名です。
また、古くからの童話のなかにも竹取物語など、竹を題材としたお話が語り継がれていますし、
昔の子供たちは、竹をつかった竹トンボ、竹馬などで遊んだものです。
さらに、日本文化にも竹は深く関わり、茶道、生け花、書道でも竹を使った道具を使います。
日本の食文化でも、タケノコとして食します。
お祝いの場では、松竹梅という言葉が使われ、竹は、控えめですが、日本人にはなくてはならない大切な存在です。
竹は、まっすぐに高く伸び、凛とした姿は、成長の象徴ともされています。
竹林にいくと、その荘厳さ、静けさ、美しさは、言葉を失うほどです。
禅や瞑想に竹を使うのも納得できるのです。
そんな竹に魅了されて、書で描いています。
竹の美しさは日本の美。
竹を描くことで、浄化されるかのようです。
書道は日本人なら誰もが学校で習うはず。
日本文化の代表でもあり、漢字だけでなく平仮名も書道で練習します。
そんな多くの日本人になじみ深い書道、私たち双子にとっては、もうちょっと特別な思い入れがありました。
小さい頃から隣の家に住んでいた私たちの祖父が書道の師範だったのです。
また、祖父だけでなく祖母も書道を長年やっており、祖父母そろって書道教室をやっていました。
毎週末、祖父母の家に集まってくる子供たち。
私たちも当然、毎週末、となりの祖父母の家へ習いに行っていたのです。
祖父母が先生だったため、なんとなく特別な思い入れのあった書道。
中学くらいまではかなり一生懸命やりましたが、大人になり、すっかりやめてしまっていたのです。
それが、2年前、突然の書道との再会。
100歳近くになる祖父母は書道はとっくにやめていました。
いよいよ書道の道具を処分するなり整理しようということになって、私たちが譲り受けることとなったのです。
師範だけあり、とても良い道具を使っていた祖父母は、たくさんの筆や硯、文鎮などを持っていました。
せっかく譲り受けたのだからと、また始めた書道。
子供の頃と違い、規則にとらわれず、自由に楽しむことができることを発見し、書道の奥深さを発見しました。
文字に加えて、絵も描くようになり、さらに書道の世界にのめりこむようになっていったのです。
書道の中に日本の美、日本文化を再発見しています。