2022年4月12日から4月17日まで、銀座大黒屋ギャラリーにて、第47回ZEN展銀座選抜展が開催され、出展させていただくことができました。この機会をいただき、関係者の皆様、ご来場くださった方々、参加された作家の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
本間志穂美 禅・桜展 展覧会案内
桜の季節に禅桜展を開催。
目黒駅の目黒川からほど近い昔懐かしい民家のrusuにて、個展を開催させていただく運びとなりました。
日本の桜、禅をテーマにした水墨画掛け軸などのアートを展示いたします。
これまでJapanCrossBridge(日本と海外の架け橋)として、日本の美や象徴をモチーフとしたアート作品を海外へ発信して参りました。
コロナ渦の中、日本国内でも日本の桜をテーマとした作品を桜の時期に一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。
お花見へ目黒川お越しの際は是非お立ち寄りください。
rusu JR目黒駅より徒歩9分
東京都目黒区下目黒3-4-9
3/27(日)〜4/2(土) 12:00-19:00
入場無料
Facebook: https://www.facebook.com/japancrossbridge/
Instagram: https://www.instagram.com/japan_cross_bridge/
個展情報掲載 Exhibition information site
http://artmeguri.com/zensakura/
https://www.share-art.jp/event/views/292794
https://tokyoartnavi.jp/exhibition/16122/
https://koten-navi.com/node/142211
“Shihomi Homma ZEN•Sakura Exhibition” is at “rusu” near Meguro river on March 27-April 2.
Admission free.
Gallery “rusu”
9 mins walk from JR Meguro Station
3-4-9 Shimomeguro, Meguro ku, Tokyo
March 27(Sun) – April 2(Sat)
12:00-19:00
着物絹・袋帯絹の掛け軸
掛け軸-書や絵を紙や裂(きれ)で表装したものと言われます。
裂(きれ)とは布地、織物のことで、絹などが使われていたりします。
日本の着物文化は世界に誇るべきもので、美しく豪華な絵柄の着物や帯は世界中の人を魅了してやみません。
そんな美しく豪華な着物地を掛け軸にして、絹地に絵を描こうと始めたのが、この着物絹・袋帯の掛け軸。
紙の掛け軸は、シンプルですっきりとしていて、禅を感じさせる雰囲気がありますが、
一方で絹、特に袋帯の豪華な掛け軸は、それだけで存在感があり、見るものを魅了します。
袋帯の煌めく絹糸で織り込まれた美しく豪華な柄。
和を感じさせる花であったり、鶴であったり、センスであったり。。。
そんな煌びやかで美しい袋帯の土台に絹の白地をあしらえた掛け軸。
その白に描く絵はやはり、和を代表するものでありたい。
富士山、桜、鯉、松、竹、など。。。
無地の白地のままでも十分に美しい袋帯の掛け軸。
色合いや柄とのバランスを考えながら、そこに描く絵柄を決めるのです。
縁起物 掛け軸
日本の掛け軸 - 縁起物
掛け軸は日本画や書道などを展示するためのもので、古くから親しまれてきました。
日本の伝統的な家屋には和室があり、和室には床の間があり、そこには必ずと言っていいほど掛け軸が飾られてきました。
掛け軸の題材となる絵は様々なものがあります。
特に縁起物とされる絵は非常に好まれてきました。
”山水画” - 山や川、滝、岩といった自然を題材にしたもの。
それらの一つ一つには禅における重要な意味があり、これらを描いた山水画は禅の理想世界とされて、私たちに安らぎを与えてくれるものです。
”季節の花や木” - 四季のある日本では、家の外だけでなく屋内でもその季節感を楽しむべく、季節に応じた花や木を題材にした絵が季節ごとに飾られます。
特に厄除けの意味のある花や木が好まれます。
”虎” - 一番強い動物とされる虎。虎は不運や厄を払いのけ、幸運をもたらすものとして古くから信じられています。その鋭いにらみを利かせた目は、こちらを向いていることが多く、こちら側にある厄を睨みつけていると言われます。
”龍”(”龍神”) - 日本では龍は龍神と言われ、神様です。立身出世の紙として信じられ、また龍が空へ舞い上がる様は開運をもたらすものとされています。
”富士山” - 富士山は誰もが知る日本で一番高い山で日本の象徴です。古くから霊峰と敬われ、神が宿る山と信じられてきました。特に朝日に赤く染まる赤い富士山には強い開運パワーがあるとされています。
そのほかにも松竹梅や鳥など、さまざまな題材が掛け軸に使われています。
そのどれもが意味のあるもので、掛け軸を家に飾ることで、そこに住む人の厄除けとなり幸運をもたらすとされ、また掛け軸は人や家を守ってくれているのです。
日本文化 日本の象徴 富士山
日本の象徴、富士山。
日本人ならば誰でも知っている山。
そして、日本に興味ある外国の方、日本に来たことがある方ならば知っているであろう山。
関東平野にそびえたつ富士山は標高3,776.24m。
日本一の高さを誇る山です。
富士山は、その高さだけでなく、美しさにおいてもまた、日本の象徴として際立たせています。
完璧なまでの円錐形でそびえたち、白い雪を帽子のように被っている青い山の姿は本当に美しい。
そして、驚くべきは、300年以上前に噴火して、今もなお噴火の可能性のある活火山。
昔から、日本人は富士山を愛し、敬い、畏敬の念を持ってきました。
その富士山は、現在多くの日本画、掛け軸、水墨画、写真などに記されています。
季節によって、時間によって、さまざまな表情を見せてくれる富士山。
海の近くで生まれ育ち海派だった私も富士山の絵を描き続けているうちに、その独特な姿に魅了されてきています。
今や日本だけでなく、世界の人々をも魅了する山、富士山。
今後も多くの人を魅了し続けてほしい。
日本の美 竹
日本の美といえる竹。
もちろん、日本だけでなく中国やアジア諸国にもありますし、日本文化の発祥は中国からきているものです。
しかし、中国から日本へやってきて、日本の古い歴史のなかで私たちの祖先は竹と深く関わってきました。
山へ行けば竹林があり、お寺や神社の周りには竹が生え、京都や鎌倉へ行けば美しい竹林はとても有名です。
また、古くからの童話のなかにも竹取物語など、竹を題材としたお話が語り継がれていますし、
昔の子供たちは、竹をつかった竹トンボ、竹馬などで遊んだものです。
さらに、日本文化にも竹は深く関わり、茶道、生け花、書道でも竹を使った道具を使います。
日本の食文化でも、タケノコとして食します。
お祝いの場では、松竹梅という言葉が使われ、竹は、控えめですが、日本人にはなくてはならない大切な存在です。
竹は、まっすぐに高く伸び、凛とした姿は、成長の象徴ともされています。
竹林にいくと、その荘厳さ、静けさ、美しさは、言葉を失うほどです。
禅や瞑想に竹を使うのも納得できるのです。
そんな竹に魅了されて、書で描いています。
竹の美しさは日本の美。
竹を描くことで、浄化されるかのようです。
日本画 竹林 掛け軸
日本画 掛け軸 - 竹林シリーズ